会社員として働き始めてしばらくすると、このような考えが浮かび、出世する意欲を削がれている方、とても多いと思います。
最新の新入社員への調査結果を見ても、「出世せず人並みで十分」という人の割合が6割を越しています。https://president.jp/articles/-/29375 (プレジデント記事)
今は「出世せず人並みで暮らしたい」そんな考え方が主流となりつつあるのです。
と不安になる人もいるかと思います。
出世する/しないどちらに関しても、一長一短あるのは事実。ここでは出世しないことの短所をどうカバーするかを、サラリーマン歴10年超のヤシロがご提案いたします。
この記事をみて、「仕事がキツイな。。。」と思っているあなたの心の負担が少しでも軽くなれば幸いです!
出世を目指す事のメリットとデメリット
原則としてサラリーマンの制度は、「みんな出世・昇進を目指す事」を前提に作られています。
その為に給料UPなど色々とメリットを用意している訳です。
が当然メリットがあればデメリットもあります。まずはそれを確認していきましょう。
- 給料があがる
- 自己の成長の証となる
- 発言力(政治力)があがる
- 忙しくなる
- 責任が重くなる
- 目指しても必ずしもなれるものでは無い
それぞれについて見ていきましょう。
出世のメリット
上記のように3つ上げましたが、あらかじめ断っておきます。
正直2、3の部分に魅力を感じる方は、この記事に書いてある事でカバー出来かねます。ぜひガンガンに出世を目指してください。
さて、前段は置いといて「出世=金」と考えている方もまた、多いのでは無いでしょうか?
1.給料があがるというのは、1番分かりやすくかつモチベーションになるメリットだと思います。
また、2.に関しては「課長」や「部長」などの肩書きなどで、「自分はここまで頑張った」という証になりますし、3.についても役職が上がるにつれ、会議等で自分の意見が通りやすくなりますし、「人事権」という権力も管理職以上では持つことができます。
出世のデメリット
出世して役職がつく(上がる)と、今までやらなくても良かった仕事が増えていきます。
- 部下の育成・管理
- 他部署との調整
- 部署の人事管理
- 会議への出席 等
実務は部下へ投げられますが、それ以上に管理する仕事が激増します。
私見ですが、とても昇給額と見合った業務量であるとは思えません。よっぽどマネジメント能力に長けた人であれば別ですが。
また、上を目指しても必ずしもその努力が報われるとも限りません。
厚生労働省の調査によると、課長以上の管理職の割合というのは全就業人口の約10%に過ぎず、50代でも役のない平社員の割合も50%を越すというデータがあります(参考)
必死に努力しても出世の一つの目安である「管理職」には、上位10%しかなれないという現実があるのです。
出世を目指さない生き方のメリット/デメリット
これは、そのまま先ほどのメリット/デメリットを裏返したものになります。
- 忙しくなくなる
- 責任を負わなくて済む
- 人間関係になやまない
- お金の面で不利
- 発言権が少ない
メリット
上司の評価などを一切気にすることなく、のびのびと仕事ができます。嫌な仕事を断ったり、面倒な飲み会に参加しなくても良かったり。成果に繋がらない無駄な努力をすることもないでしょう。
つまり会社で疲弊するといったことが、ほとんど無くなります。
デメリット
当然出世しないのですから、お金の面では不利になります。また、肩書きが上がっていくことも期待できません。
では、これらのデメリットを克服していく道というのはあるのでしょうか?
サラリーマンのサードドア 出世だけが正しいドアなのか?
「サードドア」という本をご存知でしょうか?
2ちゃんねる創始者の「ひろゆき」さんも絶賛している本で、わたしも読んだのですが、非常に学びの多い良書です。ぜひ一度みなさんにもご覧になっていただきたい、おススメの本です。
そのサードドアの本の内容を凝縮した文がこちらです。
人生、ビジネス、成功。どれもナイトクラブみたいなものだ。常に3つのドアがある。ファーストドア。99%の人が並ぶ正面入り口。セカンドドア。選ばれた人だけが利用できる入り口。普通に生きていたら、この2つのドアしかないような気分になる。
でも、裏道を駆け抜け、何百回もノックして窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先に「サードドア」は必ずある。 (出展:公式HP)
つまり、「目的」を達成するためのドアは一つではない。VIPでない普通の人間でも
開けられる「抜け道のようなドア(サードドア)」がある
ということです。
さて、この場合の「目的」とはなんでしょう?
私は結局のところ「お金」であると考えます。お金を得たいが為に、サラリーマンは皆出世を目指すのです。
もちろん上に挙げた「肩書き」や「政治力」を目的にする人もいるかもしれませんが、あくまで副次的。「お金を得ること」というのが、最大にして最高の目的なのです。
逆に言えば、
「お金を得ること」ができさえすれば、
出世する必要性というのが全くなくなるのです。
「お金」をたくさん得る為に、我々サラリーマンは「出世」というファーストドアを目指します。
親が資産家というVIPは「親の資産」というセカンドドアがあります。
では「お金を得る」という目的を達成する「サードドア」は何になるのでしょうか?
答えは「正しい投資」です。
正しい投資とは? 長期の米国株投資のススメ
正直「出世」を目指して遮二無二頑張るより、その努力を「正しい投資」を勉強する為に向けた方が、圧倒的にコスパが良いのです。
世の中には、「間違った投資(投機)」がはびこっています。出世してお金に余裕ができても、それを「投機」へぶち込んでしまっては元も子もありません。
そうならない為に、しっかりと私のブログやその他の優良な情報で勉強していきましょう。
「正しい投資」のキーワードは「ゆっくりと安全に」です。
それに合致するヤシロがおススメの方法が、「米国株での長期投資」です。
方法としては
の二つがあります。
これらを愚直に積み立て投資をしていけば、簡単に「正しい投資」を行うことができますよ♪
正しい投資を行った結果(シミュレーション)
ちなみに「正しい投資」を行った結果、資産はどうなるでしょう?
「年金不足分2000万円を補う方法」にも書いていますが、
月々1万円の積立を40年行うと何と2000万円にもなるんです!!
下にシミュレートした結果(画像)を載せておきます。
投資額は1×12×40で480万円。なんで、1500万円もプラスして返ってきます。
4倍以上になるなんて、夢のような話ではありませんか?
詳しい方はそう思われるかもしれませんね。
確かに日本株などでこの数字を達成するのは至難の業です。
が、米国株(ETF)なら可能なんです。
初心者にオススメの投資法 米国株のススメ|(月5万で1億円つくれる)の記事でも紹介していますが、アメリカの主要500社の時価総額の平均である「S&P500」。こちらは年利平均7.9%で伸び続けています(過去30年平均)。
なんで、年利6%というのはむしろやや少なめに見積もった数字なんです。だから十分に達成可能な数字であることがわかるでしょう。
もちろん積立額を上げれば上げるほど、返ってくるお金は大きくなります!
なんて方は、こちらを見て生活費の見直しをしてみましょう。
今の生活レベルを落とすことなく、万単位で節約できますよ♪
個人的には、出世よりこちらへの努力をした方がコスパがいいと思います。
正しい投資 世界一の投資家のお墨付き
世界一の投資家というのを、みなさんはご存知でしょうか?
正解は、「ウォーレン・バフェット氏」です。
「世界一のお金持ち」と言えば、ビルゲイツ氏が有名ですね。実際彼は世界長者番付で1994年から13年連続で1位でした。その間の2位が、実はバフェット氏だったのです。
そして2007年の長者番付でビルを抜いて1位になったのが、ほかならぬバフェット氏です。
そんな世界一の天才投資家ウォーレン・バフェットさんも、突き詰めればこの手法です。
また彼は遺言で
と言っています。
S&Pとは、「米国株の平均値」みたいなもの。
ETFは、「いろんなとこの株を一つにまとめた幕の内弁当」みたいなものです。
ここでゆるーく書いてるので、見てみてくださいね。
要は、「米国の株に連動したものを資産として持っててね」
ということを彼は言っています。
投資の神様が出した答えも、「米国株への長期投資」なんですね。
なんて思っているあなたも大丈夫。
こちらの記事に、優しく解説してありますよ。
ここの記事に書いてるけど、SBIか楽天あたりがオススメやね。
ちなみにワイはSBI証券を使ってるよ
まとめ
サラリーマンにとって、出世を目指す事のメリット・デメリットについて解説してきました。
色々と賛否両論はありますが、サラリーマンにとっての最大の目的は「お金」ですね
では何が効率がいいかというと、「正しい投資」がいいよ
と紹介させていただきました。
その正しい投資というのは長期の米国株投資が一つの正解です。
もちろん正解はひとつではありませんが、ヤシロはこれを強くオススメします!
ゆるーりと出世を目指さないサラリーマンの生き方というのも
一つの生き方だよ。というのも頭の片隅においていただければ幸いです。