2020年3月現在、コロナショックで世界中の株式市場が大暴落しています。
しかしこの状況は、ある意味バーゲンセールと同じ。
初心者が投資を始めるには、絶好の機会ともいえます。
しかし投資の始め方や銘柄の選び方を決めるのは、結構ハードルが高いモノ。
今回は投資を始めたいサラリーマンの方から、証券会社の口座の開き方とオススメ銘柄について質問を受けたので、お答えしていきます。
投資初心者で、同じような悩みを抱えてる人も多いと思いますので、参考になったらうれしいです♪
暴落相場だからこそ投資を始めたいパパさん
はじめまして、Aパパといいます。いつもブログやTwitterを拝見しています。
コロナショックが起きて株価が下がっている今だからこそ、株式投資を始めたいと考えています。
日本株を考えていますが、ゆくゆくは米国株の購入も考えています。
そこで2つ質問があります。
- どこの証券会社がオススメですか?
- 個人的に狙っている個別株(3銘柄)があるのですが、1社に絞るべきでしょうか?それとも3社100株ずつの購入がいいでしょうか?(予算150万円程度)
もちろん自己責任での購入ですので、ご迷惑は一切おかけしません。
よろしければアドバイスをいただきたく、よろしくお願いいたします。
Twitterより上記のご質問をお受けしましたが、プロフィールを拝見する限りAパパさんはお若く、そして安定した職種のようにお見受けします。
投資に関しても、
- (金額的に)余剰資金で始めること
- この暴落相場が買い時とお考えのこと
- ご自身で銘柄を絞ったうえでのアドバイスをお求めのこと
これらから、非常に有望な投資家の卵といえる投資初心者さんです。
そんなAパパさんの質問に一つ一つお答えします。
投資が初めての方にオススメする証券会社
投資初心者にオススメな証券会社は、以下の3社のネット証券会社です。
3社の特徴としては、
証券会社 | 特徴 |
SBI証券 |
|
楽天証券 |
|
マネックス証券 |
|
という感じです。
米国株も念頭に置かれていますが、「まずは日本株で学んでから」という姿勢がみられるAパパさんの場合は、
を選べば間違いないです。
投資初心者にオススメする株の買い方
個人的に狙っている個別株(3銘柄)があるのですが、1社に絞るべきでしょうか?それとも3社100株ずつの購入がいいでしょうか?(予算150万円程度)
というご質問にお答えします。
結論からいうと
この相場で投資初心者に個別株(100株単位)はオススメしない
⇒株価指数連動の投資信託・ETFを積み立てるのがオススメ
ということです。
Aパパさんの希望により、選ばれた3銘柄名は伏せますが、いずれも平時は超優良株です。
配当もキャピタルゲイン(値上がり益)も狙える非常にいい株ですし、3銘柄セクターが異なるのでとてもいい組み合わせです。
しかし投資の基本は長期投資。長期投資をするには分散投資でリスクを低くすることが必要です。具体的には
- 銘柄(セクター)の分散
- 時間の分散
をしっかりしていくことが、重要です。
Aパパさんの場合、①のセクターの分散はOKなのですが、ご予算範囲内だとそれぞれ100株ずつしか購入できません。
つまり時間の分散ができずに、一括購入となってしまいます。
現在(2020年3月)のような荒れた相場ですと、株価が大きく下がってしまう事も大いにあり得ます。
特に投資初心者ですと、一括購入した場合大きな値動きに一喜一憂して冷静な判断を失いがちです。
それが分散投資ではある程度値動きをマイルドにし、かつ利益を得やすい形にしてくれるのです。
下の図は、WealthNavi(ウェルスナビ) の資料から引用しています。
両者のメリット/デメリットを非常に簡潔に説明されています。
図から見て取れるように、「常に右肩上がり相場」では一括投資が有利ですが、現在の相場はどう考えてもそうならないでしょう。
恐らく乱高下を繰り返しながら、数年のスパンでコロナショック前の2020年2月の高値水準に戻していくでしょう。
もし仮に株価が一段と下がったあと、数年かけて2020年2月の水準に戻った時をシュミレートした結果が下の図です。
これはリーマンショック時の値動きをもとにした結果です。
積立投資であればこのように大きな利益をもたらしてくれます。
前置きが長くなりましたが、投資初心者にとっては
時間分散を行える投資信託かETFを積立投資する
ことがオススメです。
投資初心者にオススメな投資信託・ETFは?
ってかETFって何さ?
まずETFとは、Exchange Traded Fundの略で、「上場投資信託」のことです。
要は、いろんな株の詰め合わせパックでこれを一つ買えばいろんな株にかってに分散投資してくれる「株」のようなものです。
例えば「日経225 ETF]に投資すると、225社の株式に投資できるということです。
投資信託と大体一緒ですが、ETFは「株」と同じように取り扱えるので、投資信託より自由な取引ができるのが特徴です。
そしてオススメするETFや投資信託は、S&P500等の米国株インデックスに連動したものです。
具体的には
銘柄名 | 投資先 |
SBI・バンガード・S&P500 | S&P500(超大型米国株500社) |
楽天VTI | 米国株 超大型株4000社 |
eMAXIS Slim 米国(S&P500) | S&P500(超大型米国株500社) |
銘柄名 | 投資先 | 価格 |
【1547】上場S&P500米国株 | S&P500 | 3,045円 |
【1557】SPDR S&P500 | ↑ | 28,050円 |
【1655】iシェアーズ S&P500 | ↑ | 2,007円 |
【2558】MAXIS 米国株式上場投信 | ↑ | 8,020円 |
価格は2020年3月27日現在
このあたりが、手数料等も安くオススメなラインナップです。
ETFの4つの違いは運用会社のみなので、ほぼ同じ値動きをします。
買える値段は異なりますが、価格が上下する割合は同じです。
理由は、以下の3つです
- 歴史的に常に右肩上がりの市場
- 全世界に投資したと同じ効果が得られる(地域性の分散)
- 手数料が安い
詳しくは、「老後資金は米国株で」の記事をご覧ください。
とにかく、「期待されるリターンが大きいのに、手数料が安い」夢のような投資商品だからです。
これらをコツコツと定期的に購入していくことで、資産の最大化が狙えます。
投資初心者が絶対に頭に入れておくポイントは次の3つ。
- 含み損が出ても、気にせず売らないこと(持ち続けること)
- (米国株インデックスの場合)確実に値を戻すと考えること
- コツコツ継続投資を辞めないこと
これらを守って投資をしていけば、確実にこの暴落相場を味方につけられます!
まとめ
投資初心者がやるべき、投資の始め方(買い方)について解説しました。
まとめると、以下のとおりです。
- 投資初心者は個別株から始めるべきではない
- まずは米国株インデックス連動の投資信託・ETFを買うこと
- 積み立て投資を行い、決して売らないこと
また
と言う方は、まず証券口座を開設することから始めてみましょう。
オススメは、
あたりのネット証券会社です。中でも特にイチオシは下記2会社。
ぜひこの暴落相場を味方につけて、資産を増やしていきましょう!!