マンションの殺風景なベランダ。
と意気込んでDIYでベランダをウッドデッキ化させたのがゴールデンウィーク。あれから2ヶ月経ちました。
以前の記事に書いていますが、
格安(3万円!!)・短期間(2日)で
ベランダをウッドデッキ化できることはご紹介しました。
しかし
なんて声もあると思います。
そこで今回は、設置して2ヶ月のウッドデッキの使い心地と、メンテナンス事情について解説いたします。
これを見れば、今までウッドデッキ化することに対し二の足を踏んでいたあなたも、きっとその手軽さと魅力の虜となるでしょう♪
ベランダウッドデッキの使い心地
まずはその使い心地についてメリット/デメリットをまとめていきます。
- ベランダへ裸足でいける
- 子供の遊び場として最適
- 夕方以降は涼しいテラスとして使える
- 床が熱くならない(当初のベランダ比)
- リビングの熱気が抑えられる
- 汚すと掃除が少し面倒
それでは、それぞれについて詳しく説明していきます。
ベランダウッドデッキ化のメリット
ベランダへ裸足でいける
本当にコレは最高のメリットです。今までベランダへはスリッパで出ていたのですが、素足で外に出る気持ち良さ・利便性は、何者にも変えがたいものです。
「スリッパを履く」というワンクッションは、ものぐさな私たち家族にとって意外と心理的なハードルでした。
そのハードルからか、布団やバスマットなどちょっとした物を干す事をためらう事もしばしば。少し離れた場所にスリッパを置いて、履かずに踏んで事をすましたり(多分履いた方が早いのにねw)。
でも今はスッと裸足でベランダへ出れるので、各種大物から小物までなんでも干すことに躊躇などありません。おかげでお布団もフッカフカな生活が送れています♪
この春ドラム式洗濯機に変えたので、普段洗濯物を干すことはなくなったのですが、洗濯物干しもきっと快適なものとなっていたでしょうね♪
子供の遊び場として最適
うちには小学校低学年と幼児の2人の娘がいるのですが、ウッドデッキを設置以降ベランダが本当にお気に入り。
おもちゃを持ってきて遊んだり、絵本を読みふけったり、人工芝の部分にごろんと寝転がって日向ぼっこをしたり。
子供は遊びや快適なことを発見する天才です。
そんな天才2人が、うちに帰ってくるなり雨の日以外は直行でベランダへ行くのです。快適であることのこの上ない証明ではありませんか?
これらのことはいずれも、スリッパ履きの通常のベランダの時では絶対にできなかったことです。コレができるようになっただけでも、ウッドデッキにした甲斐があるというものです。
朝や夕方以降は涼しいテラスに
私がウッドデッキを作った理由の一つに、「ベランダで気持ちよくビール飲む」というものがありました。
暑い日中頑張ったご褒美として、気温が落ち着いた夕暮れ〜夜に、外の風に当たりながらキンキンに冷えたビールを飲む。
男としてコレを目指さない者はいないっっっっ!
とは言い過ぎですが、実際日が落ちてからは外の空気も涼しく、外でビールを飲むには最適な環境です。
アウトドア用の机と椅子を準備したら、即席ビアガーデンの出来上がりです。
また早く起きた朝などは、上記の机と椅子を使って外で朝ごはんを食べるということもできます。
ピクニックやキャンプ等、外でご飯を食べると普段より美味しく感じませんか?ウッドデッキがあれば、それが簡単にできるんです!
ウッドデッキ完成から約2ヶ月の間に、7回ほど朝ごはんを外で食べてます。だいたい週一ペースですね。かなり有効活用できていると自負しています。
床が熱くならない/リビングの熱気が抑えられる
夏本番前にこの記事を書いていますが、連日真夏日となっているこの時期なんで、だいたい真夏と同等の暑さがある、と仮定して話をします。
真昼のウッドデッキですが、裸足でなんとか歩ける程度の熱さに抑えられています。
理由としては今回使用したIKEAのウッドデッキパネルが、天然木ベースだからこその効果だと考えられます。(参考記事:要約すると天然木は熱くなりにくい)
何も敷いてない状態のベランダでは、真夏の昼間などは「卵落としたら目玉焼きできる」レベルで熱くなっていましたので、その効果は凄まじいものがあります。
そして、その恩恵はリビングにも波及します。
うちのマンションは、リビングが全面ベランダに面しています。
断熱性能が高いガラスを使っているとはいえ、リビングの気温はベランダの輻射熱に少なからず影響されます。
実際、体感としては気温の高い日に外から帰ってきた時のリビングの気温が大分違いますし、エアコンにかかる電気代が昨年より約2割程度少ないのです(エアコンに表示される1日の電気代で比較:約100⇨80円/日)。
室外機がベランダにあるため、ベランダからの輻射熱の低減が、リビングへの熱移動と室外機への熱移動のダブルで効いてきている為ですが、コレはうれしい誤算でした。
朝から観葉植物とベランダに水撒き。ウッドデッキになってるんで、水を撒くと木が水を含み放射熱を結構な時間おさえてくれる。留守番するモンの為には、少しでも涼しい部屋であって欲しいし。水撒く間、モンさんは、ベンチの上から見学中。 pic.twitter.com/16HPWJJT
— ニシダイサム (@ism2go) June 15, 2012
ベランダウッドデッキ化のデメリット
汚れた時の掃除がやや面倒
メリットが非常に多いベランダのウッドデッキ化ですが、私が体感した唯一のデメリットとしては、強めに汚れた時の掃除が面倒だという点です。
前述の通り、我が家では週一ペースで朝食をウッドデッキで食べています。ある日ホットドッグを食べていた時、運悪く落としてしまいケチャップがどっぺりウッドデッキについてしまったのです。
ウッドデッキの掃除としては、汚れの強度レベル別に
- ホウキで掃く
- 雑巾で水拭き
- 水を撒いてデッキブラシ掛け
- タイルを剥がしてデッキブラシ掛け
というのが一般的です。
3までは比較的楽なのですが、面倒なのが4。
この時のケチャップ事件では4の掃除が必要なレベルでした。
ウッドデッキパネルを外すのは、正直結構面倒です。汚した箇所から側溝までのパネルを剥がす必要があります。
幸いその時は側溝近くのパネルだったので2枚剥がすだけで済みましたが、リビング側で汚していたら、5〜6枚剥がす必要がありました。かなり骨の折れる作業になりそうです。。
と考えたりもしました。水圧で全て汚れが流れれば、パネルを剥がす必要ありませんしね。
ベランダウッドデッキの劣化具合(キノコ化・破損)は?
ベランダをウッドデッキ化するにあたり、キノコが生えてくるんじゃ?という懸念がありました。実際「梅雨を越した後にキノコが生えてきた」という話がネットでも散見されました。(初期のお手入れをせず、キノコが生えた例)
ウッドデッキ化して2ヶ月しか経っていませんが、我が家も梅雨を経験しました。また風速10mを越す強風もありました。
ここでは、懸念していた「キノコ化」と「強風による破損」について記載します。
ウッドデッキのキノコ化について
結論から言うと、全くキノコ化していません。
設置する際、キノコ化や腐食が非常に気になったため、ikeaのウッドデッキを使ってキノコが生えた先輩 を反面教師にして、設置時にしっかりと防腐剤を塗っていたのです。
これが功を奏したのでしょう。梅雨を経験した現在でもキノコのキの字も見当たりません。
色々なサイトを見ると、こういった防腐剤は「1〜2年ごとに塗り直すといい」との意見が多数ですので、来年の梅雨入り前(ゴールデンウィーク頃)に塗り直す予定です。
ウッドデッキパネルの耐風属性について
もう一つの懸念は、「風で煽られて壊れたりしないか」です。
こちらについては、この施工業者さんが 過去一度も無い と言っていたためある程度安心して使っていたのですが、やはり気にはなる物。
実際のところはどうなのか?と言うことをレビューしていきます。
先日ウチの近辺で、強風が吹き荒れました。ウェザーニュースで12mの発表でした。我が家の近辺は周囲の大きなマンションの影響か、風が強い日は勢いを増して吹き込んでくる状況です。
そんな環境で一番風が強い時間帯、念のため様子を観察していたのですが、
まっっっっっっっったく動くことはありませんでした。
何もウッドデッキの上に重しなどは置いていませんが、それでも大丈夫でした。
高層階のマンションで、ウッドデッキが風で煽られて破損⇨階下へ落ちたりしないか
という懸念をお持ちの方でも安心して使えると思いますよ。
まとめ
マンションのベランダをウッドデッキ化して2か月が経ち、現在の状況をレビューしてきました。
キツメに汚すと掃除が面倒。。という点以外では、
非常にメリットの多いDIYです。
これははっきりと断言できます!
しかも3万円程度でできるというお手軽さ!是非一度トライしてみませんか?
ベランダで夜飲むビールは最高においしいですよ♪