2020年3月現在、コロナショックで世界の株価が大暴落しています。
暴落を初めて経験する初心者は、パニック状態となります。
そして、やってはいけないNG行動(投げ売り)をやりがちです。
ではこんな時、どんな行動をとるべきなのか?
それは経験豊富な天才の行動に乗っかればいいのです。
株式投資のいい所は、
どんな素人でも天才の投資法をコピーすることで、成績(利益)もコピーできる
という点です。
投資の世界で、多くの人間が「世界一の天才投資家」と称する人物がいます。
その男の名は「ウォーレンバフェット」
彼は基本株は買ったら長期で保有するスタンスで、手法自体をまねるのは非常に簡単です。
私も基本的に、彼の手法に乗っかって利益を得ています。
彼の行動をトレースすることが、投資上達の早道です。
この記事では、
- 暴落時に投資初心者がやりがちなNG行動(投げ売り)とその理由
- 投資の天才のコロナショックに対する行動
を解説していきます。
しっかり彼の動向を探っていきましょう♪
なぜ株価は暴落するのか?投資家心理から読み解く
3/20日現在、アメリカのダウ平均株価は$19,173となっています。
これは直近高値の$28,538から約33%も下落しています。
明確な定義はありませんが、一般に20%以上株価が落ちることを「暴落」と呼びます。
今回のコロナショックは余裕で「暴落」と言えますね。
歴史を見ると、
- 1990年代後半のアジア通貨危機
- 2000年初頭のITバブル崩壊
- 2008年のリーマンショック
とおよそ10年おきに暴落と言われるイベントが発生しています。
面白いことにこれら株価暴落は、実は発生原因は違えど大体同じようなメカニズムで下落幅が拡大して、大暴落となったのです。
どのようにして、暴落は発生したのか?
順を追ってみていきましょう。
株価暴落のメカニズム
投資に限らず、何事も普通は値段が下がると「買い」が増えます。
バーゲンに人が殺到することをイメージすればわかりますね。
株式も同じで、株価が下がれば
という勢力が出て、それなりの株価で拮抗するのです。
が、下げ幅が大きい(数%程度)と、こんなことも出てきます。
① 投資家の売り
【売りパターン1】
といった形で、泣く泣く強制的に売らされるパターン。
【売りパターン2】
と言う形で、機関投資家の「損切り」で「売り」が発生するパターンがあります。
これらの「売り」は額が大きいため、結果的に下落幅がさらに拡大します。
②ハゲタカの売り
第一段階の売りが始まると、今度は別の機関投資家が株価下落を利用しようとします。
というように、空売りによる大量に「売り注文」を出してきます。
空売りとは、ざっくり言うと「株価が下がれば儲けがでる」手法で「売り注文」をまず出します。詳しくはコチラをご覧ください。
機関投資家の「売り注文」は額が大きいので、さらに株価は下落していきます。
③投資初心者の投げ売り
この時点で、20%程度株価が下がっているような状況です。
すると、経験の浅い投資初心者は
と言うように、投げ売りのような状態で株を売ってしまいます。
俗に「セリング・クライマックス」と呼ばれます。
初心者の方は、
と考えますが、大抵失敗します。
なぜなら、次のようなことが起きるからです。
④機関投資家の買い戻し
みんなが売り注文を出し終わり、相場が下がりきったところで
というように、機関投資家たちが株を買い戻して、株価が急に反転して上昇することも多いのです。
彼らの情報量と資金量は半端なく、あっという間に株価が上昇してしまう事もよくあります。
このように、投資初心者が株価の底を見極めるのはとても難しいので、「暴落時に投資初心者がやるべき行動」でも書いたように、
- 売った資金で、優良株・ETFを買う(銘柄交換)
- じっと売らずに堪えて持ちこたえる
手法をオススメします。
株価暴落中の天才バフェットの行動
リーマンショックの最中(2008/10/16)、天才バフェットは以下のような言葉を発信しています。
「いま私が米国株を買う理由は極めて簡潔で、市場が欲深くなった時には慎重になり、市場に恐怖心が広がった時には欲深く行くべきだからだ」
A simple rule dictates my buying: Be fearful when others are greedy, and be greedy when others are fearful.
この発言はニューヨーク・タイムズに掲載された記事です。
記事のタイトルは「Buy American. I Am」(アメリカ株を買おう。私は買っている)となっています。
要するに彼は
今(2008年10月)が買い時だ!
と言っていました。実際の株価(ダウ)を見てみると
このように、一時的に購入後下げましたがその後は着実な上昇曲線を描きました。
彼の目論見は当たっていましたね。
そして今回のコロナショックについて、彼は投資スタンスについてこう答えています。
事実彼の経営するバークシャ・ハザウェイは、米デルタ航空株(約49億円分)を買い増しています。
同社の株はその頃、株式相場の急落もあって約20%下落していたにもかかわらずです。
投資初心者が「売ろう」とするのと、真逆のことをやっていますね。
彼は長期的視点に立って、「長い目で見れば、必ず株価は上昇する」との信念のもとで
今(2020年3月)が買い時だ!
とみているのでしょう。私も彼を真似て優良株と言われる株を買い増しています。
ちなみに「優良株ってなに買えばいいの?」と言う方は、
初心者必見 投資の天才に倣うオススメの米国株銘柄の選び方(後編)
に個別の銘柄を紹介しているので、ご覧ください。
まとめ
コロナショックなどの暴落時に、投資初心者は「投げ売り」という選択をしてしまいがちですが、これはNGな行動です。
投資の天才 ウォーレンバフェットに倣えば、
今が買い時
なのです。過去のどんな暴落の時でも、結果株価は回復・さらに成長していっています。
今回も長期的に見たら、必ず株価は回復・成長していくことでしょう。
その種まきとして、今株を購入することが非常に重要になってきます。
とはいえ、今後さらに下がる可能性があるのも事実。
一時の下げにうろたえないようにするためにも、投資は余剰資金で自己責任で行いましょう!
という方でも大丈夫。
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