この記事では、タンス預金をはじめ使い所のない預金をお持ちの方に、ゆっくり時間をかけて安全にお金を増やしていく方法を紹介しています。
決してギャンブル的な話でも、危ない話でもないんで、安心して聞いてくださいね。
適切な方法でしっかり時間をかければ、お金というものは確実に増えてくれます。モデルケースでいうと、35年で約10倍に増えてくれます。
(年利7%で35年運用した場合:10.7倍)
年利7%という高利率での運用方法については、「米国株投資のすすめ」の記事を参照ください。実は現実的な値なんですよ♪
あなた自身のみならず、周りのみんなも豊かになって日本を盛り上げていく、そんな未来訪れますように!
日本人のタンス預金総額 意外な事実
いきなりですがお金に関する問題です。
<問題>今日本にあるタンス預金(金融機関に預けられておらず、「自宅保管」されている現金)は一体いくらくらいあるでしょう?
- 約5000億円
- 約5兆円
- 約50兆円
- 約500兆円
正解は。。。
50兆円です。(第一生命経済研究所調べ @2019)。こういうクイズの常套手段、「1番インパクトのある数字が実は正解」という常識を破ってみましたw
それはさておき、一人頭約40万円ものタンス預金があるそうです。日本のGDPが約500兆円であることからも、いかにこの金額が大きいかわかると思います。他国でいうと、タイのGDPとほぼ同じ額ですhttps://www.globalnote.jp/post-1409.html
また日本における、紙幣の流通量が100兆円と言われているので、現金として出回っているお金の約半分が「タンス預金」として眠っている計算になります。
しかもこの預金額、年々約5%の割合で増えていっているのです。
余談ですが「タンス預金」と言いますが、これあながち例え話ではないそうです。高齢者の中には、本当にタンスの中や床下、壺や冷蔵庫の中にギッシリ札束を持っている方が少なくないようです(銀行員の友人談)。
また、以前関東近郊で大規模な洪水があった際、その友人の金融機関が避難所に臨時のATMを設置したそうです。
目的としては、「急場をしのぐために、現金が必要だろうから引き出せるように」設置したものだったのです。
しかし、あろうことかATMは立った2時間足らずで使用不能になったそうです。
実は避難してきた人の多くが、濡れてしまわないようにタンス預金を袋に入れて持ち出し、大量に預けたのが原因だったそうです。
このことから、タンス預金というのは本当に存在し、しかも結構な額であることが伺えます。
大量のタンス預金が日本に与える害悪
日本人というのは、貯金が本当に好きな民族です。日銀の調査によると、日本人の金融資産のうち「現金・預金」が占める割合は、53%となっています。これは欧州の33%、米国の13%に比べても非常に高い数字です。
銀行や郵便局などに預けられたお金は、投資効率は低いですが少なくとも運用されて社会を回す一助になります。
しかしタンス預金は、「ただそこにあるだけ」のお金で、どこにも回らないしただただその場所で眠り続ける、いわば「死んだお金」なのです。
例えば東京株式市場の1日の取引額は、大体2兆円程度です。タンス預金の総額は、日本の株式市場の約1月分の取引量を上回るのです。
日本経済を一月以上回せるだけのお金が、ただただ眠って死んでいる。。。
そんな状況なのです。
このタンス預金のお金が、少しでも市場に出回れば経済は活性化するのに、本当にもったいない話です。
現金(預金)と株式、どっちがバーチャル?
モノの価値について、こんな話があります。
一万円札と一万円の時価がある株式、あなたはどちらが「バーチャル(仮想的)」と感じますか?
と思う方が大半だと思います。
しかし、本当にそうでしょうか?現金というのはそこまで絶対的なものなのでしょうか?
現金の価値を考える
1万円札の原価を考えてみましょう。紙幣というのはいわゆる「紙」です。そこに精巧な印刷や、上質な紙を使ってはいますが、結局は紙で原価は24円程度です。
この24円の紙切れを、1万円の価値だと「思い込んで」使われているので、皆ありがたがって流通しているのですが、現金の価値というのは非常に頼りない存在なのです。
またインフレが起きたら途端に現金の価値というのは下がります。
例えば1個100円のりんごがインフレで1個200円になったら、お金の価値は半分になります。
つまり以前はりんご100個分の価値があった1万円札が、インフレが起きると50個分の価値にしかならなくなるのです。
極端な例でいうと、ジンバブエのハイパーインフレが皆さんの記憶に新しいと思います。あの時は公式発表でインフレ率が年率2億%、つまり1年で物価が200万倍になるというものでした。
札束が道に落ちてても誰も拾わない。ケツ拭く紙に紙幣を使う。そんなレベルでした。
到底日本では起こりえないものですが、程度の差こそあれインフレが起きれば紙幣というのは価値が下がる、そんな儚いものなのです。
株式の価値を考える
対して株式について考えましょう。株式とはいわば「株式会社そのものの一部」です。会社に紐付いた価値があるのです。
例えば株式を1万株発行している会社の株を一株持っているとすると、その会社の有形無形の資産の1/10000を所有していることになるのです。
仮にインフレが起きても、株式の価値は下がりにくい傾向にあります。なぜなら、物価が上がるにつれ、「株式会社の価値」も連れて上がることが多いからです。
その会社の価値を人々がどう見るかによって、変わるのが株価です。
少なくとも「会社」という実体に基づいた価値を持つ「株式」と
皆の「思い込み」に基づいた価値を持つ「現金」
「株式より現金の方が圧倒的に安心」という考えは、本当に正しいのでしょうか?
史実が物語る、現金と株式の価値
見てわかるように、「株」の圧勝やな。過去どんな期間で区切っても、株券の価値を現金が上回ることはなかったんや。債券も金(きん)も比較しとるけど、いずれも株券にはかなわんって結果やな
株を買いたい!! その第一歩は?
長い目で見た時、現金より株のほうが価値があるというのがわかりました。
が、株を買うためにはどうすればいいのでしょうか?
答えは簡単。
- 現金
- 証券口座
この2つがあればOKです。加えてPCかスマホも必要ですが、この記事を見ているのであれば、それらはあると思いますので、割愛しますw
これらの証券会社で口座を開き、現金を入れれば、晴れて株が購入できます。
自分が気になる/伸びそうといった会社の株や、株主優待が充実している日本株を購入するのもOKですが、ヤシロは米国株を強くお勧めします。理由は下の記事をご覧いただければわかると思いますが、利益を出す可能性というのが段違いに高いのです。
気になった方は、米国株の買い方のレクチャー記事もありますので、ぜひ見ながら買ってみてくださいね♪
もちろん、
という事で、日本の株をかうのも全然OKだとおもいます。安定した会社の株を長期で持てば、資産としてぐんぐん価値が上がりますので。
まずは、「株を買ってみる」という事が大事です。ただ漫然と現金を持っているだけだと、どんどん損していきますよ。
その第一歩として、証券口座を開いてみましょう。開くだけならタダなんですからw
まとめ
日本人の特性ともいえる、現金主義の集大成 「タンス預金」の総額について調査しました。結果50兆円ものお金が、日本のタンスに眠っているという事実が見えました。
そして現金と株の価値を考えたら、長期的視点で見ると株の圧勝という事実も見えてきました。
私見ですが
タンス預金を死んでいるお金として眠らせるのではなく、ガンガン投資に回していきましょう!
ゆっくり投資をやっていけば、10倍に増やすことも可能なんですよ。
その第一歩として、まずは口座を開いてみてはいかがでしょうか?