この記事では、
うどんだけでなく、色々な料理に関しても
とお嘆きの関西(西日本)の人へ、おいしく作るコツとなぜうまくできないのかを詳しく解説します。
これを読めば、地元とかわらない故郷の味を簡単に再現することができますよ♪
関東と関西 うどんの違い|なぜ違う?
西日本の人が東京に来て驚くことの一つに、うどんのつゆの色の違いがあります。
私も大学時代、東京に遊びに行った際衝撃を覚えました。
しかし、これは決してお店の腕が悪いんじゃないんです。
実は普通に東京で関西風うどんを作っても、上手く作れないんです。
関東と関西のうどんつゆが違う最大の理由
関東と関西で、うどんのつゆが違う最大の理由は、「水」にあります。
一般的に関東の水は「硬水」で関西の水は「軟水」です。
硬水と軟水の違いは以下のとおりです。
軟水と硬水の違いは、「硬度」の違いです。硬度というのは、お水1Lあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量で、一般に硬度100mg/ℓ未満が軟水、100mg/ℓ以上が硬水とされています。
コチラのデータでは、関東(東京 )では、約100㎎/ℓ、関西(大阪)では約40㎎/ℓとあります。
この違いが、東西のうどんの色を変える決定的な理由だったのです。
硬水は軟水に比べ、出汁が出づらい傾向にあります。
硬水に含まれる豊富なミネラルが、出汁成分が食材から出るのを阻害するためです。
同じ量の水で同じ量のだしの素(昆布など)を煮出しても、出汁の出具合が全く違うのです。
硬水の関東では出汁の味だけだと不十分なため、しっかりした味の濃口しょうゆを使い、うどんつゆの色が濃くなります。
出汁のうまみが十分に出る軟水の関西では醤油の味が少量で済むため、薄口しょうゆを使い、うどんつゆの色が黄色くなるのです。
水が違う(関東:硬水 関西:軟水)
⇒関東では出汁が出にくい
⇒濃口しょうゆを使うため、濃い色のうどんつゆ
このため関西の人が関東で地元の感覚で、うどんやだしを使った料理を作っても、上手く作れないのです。
関東がなぜ硬水なのかというと、水がミネラル豊富な火山灰が積もった関東ローム層を通るためです。
関東でおいしく関西風うどんを作る方法
水の違いで、料理の味の違いが出ることがわかりました。
ではどうすれば関西の味を再現できるのか?
答えは簡単ですね。
・軟水を使って料理をする
具体的にどうすればいいか、をご紹介します。
方法1.ミネラルウォーターを使う
日本で売られている一般的なミネラルウォーターは、大抵軟水です。
ですので、料理の際にミネラルウォーターを使えば解決します。
結構重たいので、通販やネットスーパーを使うことを強くオススメします。
災害時の備えと言う意味でも、まとめ買いをして常にお家に水がある状態をキープしておきたいですね。
方法2.ウォーターサーバー(面倒くさがりな人向け)
と思う方は、ウォーターサーバーを置いちゃうのも手です。
私も無料キャンペーンに惹かれSNOWALPS(スノーアルプス) のウォーターサーバーを以前使ってましたが、とてもおいしい水でした。
お家まるごと断捨離をした際にいったん解約しましたが、またキャンペーンがある時に契約しようかな?と考えています。
西日本の水ではないですが、硬度12㎎/ℓ(100以下が軟水)と非常に軟らかい水なので、出汁を使う料理に最適ですよ。
方法3.ブリタを使う(コスパ重視の人向け)
と言う人には、「ブリタ」がオススメです。
関東どころではない、欧州の硬ーーーい水(関西:約40㎎/ℓ、関東:約100㎎/ℓ、欧州(チェコ):170㎎/ℓ)も軟水に替えてくれるスゴイやつです。
チェコ在住の方のブログ記事によると、ブリタを通して170⇒40㎎/ℓまで硬度が下がったとのことです。
他の欧州在住の方も、料理の際にブリタを通した水を使うことで、日本にいるときの味が再現できたとのことでした。
1ℓあたり約7円程度なので、上記2つに比べるとコスパ的には非常に強いですね。
番外編.おいしい出汁をつかう
軟水を使うことで、出汁の味がより引き立つようになりました。
加えて出汁もおいしいモノを使えば、より満足のいくものになりますよ。
私のオススメは「茅乃舎」のだしです。
この出汁を使うだけで、和食のレベルが一段階上がるくらいのチート級の出汁です。マジで。
煮出して、少し醤油を入れるだけで最強のうどんつゆが出来上がります。
まとめ
関東と関西のうどんの違いの理由は、「水の硬度」でした。
このため、関東で関西風の料理を作る際は、
- ミネラルウォーターを使う
- ウォーターサーバーを設置する
- ブリタを使う
など、水を軟水にする必要があります。
またそれに加えて、おいしい出汁を使う事で簡単においしい和食を作ることができます。
簡単ですので、ぜひ試してみてくださいね。