と色々な所で言われています。確かに長時間の労働や休日出勤などをこなしている割に、給料に反映されない。。
実際にそう感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、搾取されっぱなしというのも非常に歯がゆい。数年前のドラマではありませんが、やられたらやり返せばいいんです。


搾取されたら、会社を搾取し返せばいいんです!
この記事ではサラリーマンが会社を搾取し返す3つの方法について紹介していきます。
あなたのサラリーマン人生が、いいものになりますように!
サラリーマンの搾取され具合 給料はどうなのよ?
と一番に感じるのは、何においても「給料が上がらない!」という事ではないでしょうか?
事実サラリーマンの平均給与額は、バブル期の1997年の水準を超えられず30年近く同じような水準を推移しています。

と思いの方は完全に社畜予備軍ですw
この間に、
- 消費税率引き上げ
- 社会保険料など税金の値上げ
- 物価の上昇 等
があり、実際に使えるお金「可処分所得」は明らかに減っています。
しかも海外に目を向けてみると、その悲惨さが浮き彫りになります。古い資料になりますが、1997~2009年の諸外国の平均賃金推移のグラフを見てみましょう。

海外諸国が伸びていく中、日本だけが同じ水準~下がっていっていることがわかります。
つまり相対的に日本の賃金は激減しているというとですね。
これでは「サラリーマンが搾取されている!」という声が上がるのも納得できます。
では搾取する側の「会社」の懐事情はどうでしょうか?
東証一部上場企業のデータですが、実は2019年度の最終利益でいうと、過去最高レベルの絶好調加減で儲かっています(出典)。

- 会社は儲かっている
- なのに給料に反映されない
まさに「サラリーマン」が「会社」に搾取されている構図ですね。では冒頭に述べた「サラリーマンが会社を搾取する」方法はどんなものがあるのでしょうか?
サラリーマンが会社を搾取し返す3つの方法
サラリーマンが会社を搾取し返すには、次の3つの方法が考えられます。
- 経営側にまわる
- ダメリーマンを謳歌する
- 株主になる
それぞれについて解説していきます。
搾取し返す方法1.経営側にまわる
先ほど見ていただいた通り、今多くの日本企業は「会社は儲かっているが会社員に還元されていない」状態なのです。
つまりお金は「会社の中」に蓄積されているのです。
その「会社のお金」を動かせる立場の人間、つまり役員などの「経営側」に回れば、自分に有利なルールを作るなどして、我が物顔で会社から搾取することが可能なのです。
踊る大捜査線の和久さん(いかりや長介)ではないですが、
なのです。まぁ目指してそこに行けるという保証はどこにもありませんがね。。。(私はあきらめてます)
搾取し返す方法2.ダメリーマンを謳歌する
方法1とは真逆のベクトルですが、いっそダメ社員を極めることで会社を搾取することもできるんです。

と思われがちなサラリーマンですが、優遇されている面(税制)というのもあるんです。ざっと上げると以下のとおりです。
- 給与所得控除が大きい
- 健康保険・厚生年金・介護保険は半分会社負担
- 雇用保険超少額・労災保険はフリー
給与所得控除が大きい
税金というのは、稼いだら稼いだ分だけかかるという認識の方が多いのですが、正しくは
「(収入)-(経費)の合計額」 に税率をかけたものが税金として取られるのです。
給与所得控除というのは、この(経費)の部分にあたるもので、具体的には年収450万円の場合、144万円となります。(出典:国税庁HP)つまり何もしなくても
としてくれるのです。
健康保険・厚生年金・介護保険は半分会社負担
と給与明細を見るたび思いませんか?実はアレ、会社側も同じ事思ってるんです。
実際これらの保険料は同じ分だけ、会社も負担しているんですよ。
もしあなたが自営業者で、ほぼ同額の所得を得た場合、払う保険料は今の倍になるんです。
会社としては、給料支払った上に保険料も半分持っており、ある意味で社員に搾取されている構図となっていますね。
雇用保険超少額・労災保険はフリー
雇用保険は、失業した場合に一定期間にわたり、元の月給額の50~80%程度のお金がもらえたり、再就職時に補助金がもらえたりする、仕事を辞めた際に助かる保険です。
この保険が、大体年収の約0.4%程度の保険料で済むという優良な制度です。
また労災保険は、就業中のけがや事故で働けなくなった時の保障をしてくれる保険ですが、これは我々サラリーマンが一切支払う義務がない(全額会社負担)、素晴らしい制度なのです。
また、これらの税金関係の処務を会社がすべてやってくれたり、税金が返ってくる(場合が多い)年末調整なども、会社でやってくれます。
このように非常にめんどうな手続きも、会社負担でやってもらえる という事で、会社から搾取するといえなくもありませんね。
また
福利厚生を良く調べて、しっかり活用する
というのも会社を搾取する一手でしょう。福利厚生費などは完全に会社負担ですので。
総合すると、実は会社員として所属しているだけである程度「会社から搾取する」ということができているのです。
あとは自分がどれだけ労働力を提供するかによって変わってきます。搾取のされ具合をまとめると以下のような図になります。

そして、そのダメリーマンで会社を搾取している最たるものというのが、俗にいう「はたらかないおじさん」ですね。
日本企業は、一度雇うと非常に労働者に強い権利が与えられ、なかなかクビにできません。その意味でもダメリーマンは大分会社を搾取していることになりますね。
とはいえ、くれぐれもクビにならない程度でお試しください。
搾取し返す方法3.株主になる
さて先ほど「企業は絶好調で最高益を出している」と言いましたが、その利益はどこに行っているのでしょうか?
従業員である我々サラリーマンに回ってきてないのは、平均給与額が横ばいなことからも明らかですね。
正解は、
- 会社の中にため込んでいる(内部留保)
- 株主に還元している(配当)
に流れているのです。実際に内部留保額も配当総額も右肩上がりで伸びています。


内部留保は、会社の中のお金なので取り出すことは困難です。ではどうするか?
株主になればいいのです。
会社員が会社に搾取されているというのなら、
会社から利益を受け取る側、つまり株主になればいいのです。資本主義社会において、一般人が会社から搾取する一番現実的な方法はコレなんです。
この手法のいい所の一つは、「自分の会社」にこだわらなくていいことです。
仮に
と感じれば、別の絶好調な会社から配当をもらえばいいですし、逆に自分の会社が好調だと思えば、持株会などを通じて自分の会社の株を存分に買い付けたりすればいいのです。
どこから利益をもらうか自由にできる
非常に自由な世の中なのです。
と考える方も多いでしょうが、実は長期での積み立て運用というのは、ほぼ損はしないことが実証されています(出典)。アメリカの株価指標(日本でいう日経平均みたいなもの)にS&P500というものがありますが、これに20年積み立て投資していると、どんなに最悪な時期に購入したとしても、年利+1%が確保される計算になります。

長ーい期間株を持ち続けられるというのは、我々サラリーマンの強みです。プロは年度ごとに結果を出さないといけませんからね。
ちなみにS&P500に投資する方法は、「年金不足分を補う方法」の記事に書いていますのでぜひ参考にしてくださいね。
巷で言われる老後の必要資金2000万円も、積み立てで行えば案外簡単に確保できるんです。
そのためにも、まずは証券会社で口座を開いてみましょう。投資をするには証券口座が必要です!
ネット証券であればどこでもオススメなのですが、なかでもSBI証券と
マネックス証券が個人的にオススメです。私ヤシロはSBI証券
をメインに使っています!

まとめ
搾取されていると感じるサラリーマンの方に、逆に会社を搾取し返す方法を解説してきました。おさらいすると
- 経営側にまわる
- ダメリーマンを謳歌する
- 株主になる
ですね。①はかなり難易度が高いですし時間がかかりますし、②はクビになってしまうというリスクも否めません。
現実的なのはやはり③になってくるかと思いますし、私が推奨するものでもあります。
これからもサラリーマンの給料は伸びる気配がありません。副業を政府が勧めてきているのが何よりの証拠かもしれませんね。
そんな時代では投資は
「したほうがいい」ではなく、「しないと大変なことになる」というものになっていきます。
投資の鉄則である「時間を味方につける」ためには、まず始めることが大事です。以下の記事を参考にまずは投資を始めて、他の同僚たちに差をつけましょう!
投資の第一歩は証券会社で口座を開くことです。これがないと何もできませんからね。
ネット証券であればどこでもオススメなのですが、なかでもSBI証券と
マネックス証券が個人的にオススメです。私ヤシロはSBI証券
をメインに使っています!
大手の証券会社、野○とか大○とかは、手数料が超高いので避けたほうが無難ですよ。以前私も使ってて、痛い目を見ました。。。

