なんて幻想が打ち破られる日がもうすぐやってきます。
この記事では、「口座維持手数料」って何?いくらくらいなの?という方に、今後の見通しも含めてわかりやすく解説していきます。
これを見れば、口座維持手数料の中身とそれを回避する方法も学べて、皆さんが無駄にお金を失わないようになりますよ!
銀行の口座維持手数料って何?
そもそも口座維持手数料ってなんでしょう?
その名の通り、銀行口座を維持するのに掛かる手数料のことです。
実は銀行に口座を開くと、銀行側の負担として
- データ管理
- 通帳やカードの発行費用
- ATMのメンテナンス
等々で、平均一口座当たり2,000円程度の維持費がかかるのです。(出典富士通総合研究所)
今まではこれらのお金を銀行が負担していたのですが、
って事で、預金者に負担してもらおうというのが口座維持手数料の始まりです。
口座維持手数料が必要になったワケ
なぜ銀行は口座を維持するだけの負担に耐えられなくなったのでしょうか?
要は銀行がお金を稼げなくなって、無料で口座を維持するだけの余裕がなくなってきたのです。
と言う流れで、銀行が全然儲からない冬の時代となっているのです。そして余裕がない銀行、実は結構な負担となっている一般人の預金口座の維持費を何とかしようとしているのです。
銀行の口座維持手数料 UFJ銀行の場合
2019年12月、天下のメガバンク三菱UFJ銀行が
と言い出したので、皆さんの関心が一気に高まりました。
しかしその内容をしっかり理解してますか?くわしく見てみましょう
三菱UFJ銀行の口座維持手数料の対象は?
三菱UFJ銀行での口座維持手数料が発生する条件は以下の通りです。
- 2020年秋以降に開設された口座
- 出金や入金などの取引が2年以上ない口座
そうなんです。新しく口座を開かない限りは、手数料が取られないのです。
今後の口座維持手数料について 予測と回避方法
日本の企業というのは、横並びが大好きです。
最大手のUFJ銀行が「口座維持手数料」の徴収を打ち出したということは、おそらく近いうちに他のみずほ銀行や三井住友銀行なども追随していくでしょう。
そして、地方銀行や信用金庫にもその流行に乗っていくことでしょう。
そして広がっていくうちに、
新しく開いた口座
という縛りがいつの間にか
全口座
へ対象が広がっていくことも目に見えています。
また現在は年1200円ですが、今後その価格が上がることも予測されます。
つまり全国の金融機関が口座維持手数料を取り始める未来がやってくると予想されます。
そうすると私たちは
ということで、普段使わない口座を解約していく流れになります。
ところで
- あなたは何個の銀行口座をお持ちですか?
- そして、日本人全員の口座数はいくらくらいだと思いますか?
じつは日本人全体で約12億口座開いているのです(出典富士通総合研究所)。一人当たり約10個口座を持っている計算になります。
諸外国に比べてこれは非常に多い数字です。例えばイギリスは人口6600万人に対し、全口座数は1.5億口座です。一人当たり約2.3口座で日本の1/4以下です。
つまり口座を解約していくことで、「生きている」口座のみが残る、ある意味適正な状態になって個人として口座の管理が容易になっていきます。
もともと口座数が少ない地方銀行や信用金庫は口座数減が死活問題になります。おそらく多くの金融機関が淘汰される厳しい時代になると予想されます。
預金がたくさんあったりよくお金の出し入れがある「生きている」口座は、銀行としても確保したいと考えるので、「口座維持手数料」を無理くり取っていくことはしないでしょう。
ですので口座維持手数料をなるだけ回避する方法としては、
- 使ってない口座を解約し、よく使う口座を厳選する
- 金融機関のお知らせをこまめにチェックする
ことが重要です。
まとめ
銀行の口座維持手数料について解説していきました。
- 口座維持手数料とは銀行口座を維持するためにかかる手数料
- 三菱UFJ銀行が2020年秋~口座維持手数料を年1200円徴収予定
⇒既存の口座にはかからない - 今後口座維持手数料は広がっていく(値段もUP)と予想される
銀行に預金していれば、
な時代から、
時代になっていきます。
「預けてそのままでOK」な時代は終わり、今後は積極的に運用していかなければいけない時代に入っています。
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