この記事では
とお悩みの米国株投資初心者の方に、
- 世界一の投資の天才『ウォーレン・バフェット』が実践している銘柄の選び方(前編)と、
- ヤシロがオススメする(投資候補に選んだ)30銘柄(後編)
についてご紹介していきます。
実は株式の長期投資で儲けるのは簡単なんです。上手な人のまねをすればいいんですから♪
投資で明るい未来を築いていきましょう!!
世界一の投資家 ウォーレン・バフェットとは?
みなさんは、『ウォーレン・バフェット』という人物をご存じでしょうか?
知らない人に簡単に言うと、「名実ともに世界一の投資家」といえる人物です。(wiki)
実際に世界一の投資会社「バークシャー・ハサウェイ」の会長兼CEOで、89歳になる今でも現役バリバリの投資家なので、その異名も納得ですね。
彼の偉大な足跡がまとまったサイトがコチラです。
投資家と聞くと、みなさんはこんな写真をイメージするかもしれません。
とお思いの方、安心してください!!
バフェットの手法は全く異なり、その方針はいたってシンプルです。
株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続けること
これが彼が身上とする投資の鉄則です。
つまり一度買った株は、基本ずーっと持ち続ければいいんです!
とご心配の方、大丈夫です!!
なんとこのバフェットさん、自分が持っている株の情報を全部公開してるんです!!
私たちは、「彼が『いい銘柄』だ」と判断した銘柄を買って持ち続ければ、彼と同じような投資リターンを得られるんです!
その銘柄は、こちらに紹介されています。
株式投資のいい所は、他の投資方法に比べて
- 上手な人のまねが容易
- 比較的少ない資本で始められる
という点です。
確かに日本株はその通りです。ミニ株等の制度もありますが、基本的に日本株は100株単位での売買になるので、例えばトヨタ株を買おうと思うと約80万円くらいかかります(2020年1月31日現在)。
しかし、米国株は一株単位で売買可能なのです!
例えばiPhoneなどでおなじみのapple株を1株買うには、319.17$なので、約35,000円で買えちゃうんです。
実は金銭面において、日本株を買うより米国株を買うほうがハードルが低いんです。買い方がよくわからない!という方にも分かりやすく、口座開設~米国株の買い方を解説している記事がありますので、参考にしてみてください。
バフェットが選ぶ銘柄の基準|経済的な濠って??
バフェットが保有している株式銘柄についてはここを見ればわかりますが、その選定基準は何でしょう?
彼は自らがCEOを務める「バークシャー・ハサウェイ」の株主総会でこう答えています。
彼がいう濠(ほり)とは、お城の周りにある濠(ほり)のことです。
外敵から攻め落とされないように城を守る障壁になるものです。
つまり「経済的な濠」とはライバルに負けない、「他社が真似できない優位に立てる強み」のことを指します。
真似できない=高利益 になる理由
儲かる(利益率が高い)ビジネスは、儲けやすいため多くの企業が参入します。
真似しやすい商品は、このように類似商品を簡単につくられます。その結果
というように、儲かるはずのビジネスがどんどん利益の出にくいものになってしまいます。
しかしもしヤシロくんが他が真似できないような、例えばappleの「iPhone」のような
ブランド力のある製品を作っていたらどうでしょうか。
というように、高い利益をずっと維持できるビジネスモデルが完成するのです。まさに今のAppleを 見ているようではありませんか?
経済的な濠=高利益を維持=株価の成長率が高い
経済的な濠を持つ企業は、先ほども述べたいように高利益で儲かる時期を長く維持できます。当然そんな企業の株はみんな欲しがるため、株価はどんどん上がります。
ですので、長期で株を持つ人は、「経済的な濠」を持つ企業を持っているだけで、勝手に資産が増えていくのです。
これがバフェットが言っている『経済的な濠を持つ企業に投資する』ことのメリットなのです。
経済的な濠ってどんなのがある?4種類の濠
では具体的に、どんなものが『経済的な濠』と言えるのでしょうか?
このことについて一番詳しく書いてある、「千年投資の公理」で次の4つに定義されています。
- ブランド等の無形資産がある
- コスト競争力がある
- 乗換コストが高い
- ネットワーク効果がある
それぞれ詳しく見ていきましょう
ブランドなどの無形資産がある
いきなり無形資産という難しい単語が出てきましたが、「高値でも売れちゃう強いブランド」「特許」「商標登録」があることを言います。
上ではiPhoneの例を出しましたが、他のでいうと例えば「ヴィトン」がそれに当たります。
誰もが知ってるあのヴィトンのモノグラム。あれが付いているだけで、同等のバッグや財布が他社より高い値段で売ることができる、そんなブランド戦略をとっています。
もちろん、その辺のバッグなどとは品質面でも違いはありますが、価格差に見合うほどではありません。
ではなぜそのような高価で取引されるかと言うと、「ここのモノを買えば間違いない」という過去から築き上げた信頼があるからです。
永年の信頼が、ブランド価値を成り立たせて、高利益体質の「ヴィトン」という企業を形作っているのですね。
先日ヴィトン率いるLVMHがティファニーを買収しました。「ブランド」という強い濠を持っていれば、買収にかかる資金を簡単に捻出できるくらい、多くの利益を得ることができるのですね。
他にも強い「特許」や「商標登録(ライセンス)」を持っていると、とたんに経済的に強い企業の出来上がりです。
例を挙げると
- Apple(iPhone、iPadなど 指名買いで買われるので高値で売れる)
- ルイヴィトン(誰もが知るブランド力)
- ディズニー (ミッ◯ーがついているだけでバカ売れ)
- 製薬会社 (薬の特許で莫大な利益を得る)
などがあげられますね。
ネットワーク効果がある
「ネットワーク効果がある」とは、多くの人が同じサービスを使っていることで、他社お使うよりも、より高いサービスを受けることができるという状態のことです。
例を挙げると、「Amazon」などがそれに当たります。
- 多くの人がAmazonを使うため、売り手側もAmazonへ出品する。
- 買うものの幅が広がり何でも揃うため、ますます多くの人が利用する。
- 買う人が増えるため、売り手もどんどん増えていく
- (以下ループ)
というサイクルが「ネットワーク効果がある」という好例です。
他にも、「LINE」、「Facebook」やクレジットカードの「VISA」などもこれに当たります。
いずれも利用者が増えるにつれ、同業他社に大きな差をつけて収益を上げられる「一人勝ち」の状態を作り上げています。
ネットワーク効果というのは、一度発生すると同じようなサービスを他社が提供しても、そのシェアを奪うことが困難になる、非常に強いものです。
その業界時代が「オワコン」にならない限り、高い収益を生み出し続けてくれる濠なのです。
代表的な企業としては
- Facebook(Instagramも同社の傘下 どちらも非常に強いですね)
- Amazon(誰もが使うショッピングサイト)
- VISA(世界中で使えるクレジットカード会社)
- Alphabet(Googleの親会社「ググる」という言葉ができるほどみんな使ってますね)
- LINE(近年これがなければ友人関係が回らないくらいの対人最強アプリ)
コスト優位性がある
やはり消費者が敏感に反応するのは、「価格」。
同じ価格でより大きな利益を産み出すには、原価を下げれば達成できます。
大量仕入行うことで、原材料費を低く抑えられる大企業なども、経済的な濠が存在する典型例です。
「マクドナルド」や「ウォルマート」などは、大量に仕入れる代わりに仕入れ単価を低く抑えるという戦略で、高い利益を得ています。
他にも「トヨタ」なども、大量に使うということで鉄鋼材料の仕入れ値を低く抑えています。鉄鋼業界では、市場価格の他に「トヨタ価格」というのが共通言語としてあるくらいです。
- マクドナルド(仕入れ価格は驚く程安いのであの価格で売れる)
- ウォルマート(日本では西友が傘下ですが、低価格をウリにしていますね)
- トヨタ(同じ価格でも、他社より高品質な車が作れるのは原価抑えてるから)
乗換コストが高い
製品やサービスの使用を中止するのが高すぎたり非常に面倒な場合、消費者は安易に他社に乗り換えることが困難ですね。
例えば、日本の3大キャリアの携帯電話会社などがこれに当たります。
「2年縛り」などは乗り換えコスト以外の何者でもありませんね。このようなコストを自動的に発生させて、ユーザーを囲い込んで高い利益を貪っています。
- 3大キャリアの携帯電話会社
- Microsoft(法人向けクラウドサービスで乗り換え不可避な状況に)
まとめ
このような企業の株を選んで買っておけば、かなりの高確率であなたの資産が増えていきます。
後編では、このような経済的な濠をもつオススメ30銘柄を紹介してきます。私もその中の10銘柄に投資して、資産を増やしていっています。
という人は、ぜひ長期投資をしているプロや上手な人のまねをしていきましょう。こんなに確実な資産運用方法はほかにありませんよ!
株を買うには証券口座が必要です。もし特にこだわりがなければ、SBI証券などのネット証券がオススメです。(以下にリンクを貼っておきます)。
口座を開いて、実際に買うまでの流れはこの記事をみてくださいね♪きっと「思ったより簡単」と思うはずです!