2020年7月7日福岡PayPayドームで開催されたホークスvs東北楽天ゴールデンイーグルス戦のラッキーセブンで、きもいロボットがダンスしていると話題になりました。
ホークスの無観客試合で踊っているペッパー君たち、「文明末期に人間の営みを代わりに任され、そのまま人類滅亡後も動いているロボットたち」を彷彿とさせる。
pic.twitter.com/j57lo4jF61— まさなお(公式) (@tokyostraits) July 7, 2020
と思われた方も多いはず。これは「Spot」と呼ばれるロボットです。
この記事では、
- Spotって何物?何の役に立つの?
- こいつらいくらで買えるの?
という素朴な疑問にお答えします。
Spotとは一体何者? 何ができるの?
Spot(スポット)の概要
「Spot」(スポット)はボストンダイナミクスという企業が開発した、犬のような姿をしている4足歩行ロボットです。
このボストンダイナミクスは、ロボット研究を手掛けるアメリカの企業ですが、2018年2月にソフトバンクに買収され、傘下に入ります(出典:Wiki)
その関係で、ソフトバンクホークスの応援に駆り出されたのですね。
Spot(スポット)の役割
Spotは4足歩行ができるロボットであるため、人間が直接行くことができない場所での作業や、動画撮影・データ採取等に役立てられます。
具体的には建築分野、プラント分野、発電所や変電所などや高放射線区域、採掘現場、危険を伴う場所等で使われる事が想定されます。
また、エンターテイメントや研究用途にも使われており、今回のソフトバンクホークスの応援はこのエンターテイメント分野の使われ方に属しますね。
特に建築現場やプラント内部での作業について、今までのロボットは車輪やキャタピラでの稼働であったのに対し、「Spot」は4足歩行なので、段差や階段などの障害物への対応力が格段に上がることから、これらの場所での活躍が期待されます。
また接地面積が少ない分、地面が汚染されているような場所での稼働も消毒が容易であることから重宝される事が予想されます。
Spot(スポット)の気になるお値段は?
危険な場所でも難なく作業できる「Spot」くん。
気になるそのお値段は、
一台:7万4500ドル(約800万円)~
ちなみに、オプションなしでこの価格で各種センサ等を取り付けるとさらに価格は上がります。
応援に来た「Spot」(スポット)くんと「Pepper」(ペッパー)くんの総額は?
今回ホークスの応援に駆けつけてくれた彼らの総額は一体いくらになるでしょう?
まず駆け付けた人数(?)をカウントします。
これを見ると、
- Spotくん:20台
- Pepperくん:19台
が駆けつけてくれているようです。
Spotくんは先ほどのように約800万円です。
一方Pepperくんは明確な販売価格は見つからなかったため、3年間のパック料金で計算すると、約120万円になります。(参考URL)
つまり彼らの合計金額は、
800×20+120×19 =1億8280万円
となります。
これは打の要「中村晃」選手と、甲斐キャノンでおなじみ守りの要「甲斐拓也」選手との間の年俸に位置します。
攻守の要である彼ら並の年俸をもらっているので、Spotくん、Pepperくんにはもっと存在感を示してほしいものです。(出典)