最初に断言しておきます。
一般家庭のサラリーマンにおいて、必要な保険は以下の3つでOKです。
(かっこ内は私の掛け金です)
火災保険 (250円/月)
自動車保険 (3,100円/月)
死亡保険 (2,900円/月)
合計6,250円
一般家庭の毎月の保険料は約32,700円と
言われていますので(出展:保険見直し本舗)
私(35歳 妻 子二人)を基準に考えると、約25,000円/月
年額では、30万円浮かせることができます
そう、我々日本人は保険料を払いすぎて保険貧乏になっているのです。
病気の時とかの保障がないじゃない!!
とお考えのあなた。
まさに、保険会社のワナにかかっています。
もちろん保険には色々とメリットはありますが、
はたしてそれは払い込む保険料に
見合ったものなのでしょうか?
以下で一つ一つ紐解いていきましょう。
保険とは? そもそもの役割
そもそも保険とはなんのためにあるのでしょう?
大荷物を一手に引き受けて
商売をしていました。
当然量も価値も膨大な荷物を、盗賊にあったり
災害等で棄損や強奪されたら、大損害です。
保険が生まれたというわけです。
「自分で抱えきれない、万が一の損害を
保障してくれるもの」
これが保険なのです。
生活の拠点がなくなるリスクを保障する火災保険や、
リスクの保障になる自動車保険
そして、働き頭を不慮の事故で失ってしまった時の
残された家族の生活費を保障する生命保険(死亡保険)
個人の貯蓄だけではなかなか支払えないため
保険の種類とその必要性
保険にはたくさんの種類があります。
(消費者にわかりづらくするための陰謀!?)
ざっくりと保障の種類別に分けると、3つに分類できます。
- 医療保険(がん保険)
- 生命保険(学資保険)
- 損害保険
多くの保険がありますが、大体これで網羅できます。
また、それぞれに対し
- A.掛け捨て型
- B.積み立て型
がありますが、基本A.掛け捨て型しか選んではいけないと思っててください。
B.の積み立て型は、
満期になったら掛け金が戻ってくる
一見お得な制度に見えます。
しかし、基本掛け金が高いうえに
そのお金はあなたの保険料を
保険会社が運用して儲けて、
利益を十分に保険会社が吸い取った
残りを還元しているだけなのです。
あくまで保険に必要なのは、「万一の備え」なのです。
戻ってくるお金がほしければ、
自分で運用したほうが
はるかにリターンは大きいです。
保険会社に利益を吸い取られない分ね。
医療保険の要否 基本的に医療保険は不要!!
「医療保険は不要!!」なのです。
われわれは実は何の保険に入らなくても
世界最強の保険に入っているんです。
というのものがあります。
手術・入院・通院したとしても
負担額は月最大約10万円ですむ、
という超お得な制度です。
無駄に保険に入るより、
その分を貯蓄なり投資に回して
必要分を確保して、残りは自由に使う
という事をしたほうが
有意義だと思いませんか?
とにかく、あなたが「健康保険」に入っている限り
民間の医療保険は不要だと私は考えます。
こういうと、
先進医療って保険適用外だから、高額な医療費を負担しないといけないんじゃない??
という声も上がります。
確かに、ガン治療でまれに使われる先進医療は上記の
「高額医療費制度」の適用外です。
10万を超えようが、自己負担になります。
が、実際にこのような「先進医療を受けた」という人を
見たことがありますか?
実は先進医療の適応例は、年間約2万3千件(平成28年)です。(参考記事)
そのうち半数(1万1千件)は白内障治療に関する
「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」(約55万円)
であり、それ以外での適応される機会はそう多くないと言えます。
(1/12000:大体ホールインワンを達成する確率くらい)
また、先進医療と一口に言っても
必ずしも高額とは限りません。
上記の「多焦点~~」も55万円程度ですし、
(もちろん高額ではありますが、
払えないほどではないですよね)
よく保険会社などで謳われる
「数百万円単位の高額な先進医療」というのは
年間約3800件程度なのです。
(1/40000:サイコロを6回連続で1を出す確率くらい)(参考記事)
意外と少額(数万単位)で済む場合も多いのです。
また「今は」数百万円かかるこの先進医療も、
実は現在保険の対象となるかの
評価中の段階なのです。
有用であり、安全性も確認されたとなれば、
近い将来保険適応の範囲に
含まれることも大いにありうるのです。
以上の理由から、私はがん保険なども含めて
「医療保険は不要である」と考えます。
生命保険の要否 独身は不要!!既婚者は、ケースバイケース
独身者の場合
生命保険って、何のために入るのでしょう?
「残された人が生活に困らない」
ように入るものですよね?
ということは、基本独身者に生命保険は不要です。
もちろん今の彼氏/彼女や、
親等にお金を残したい
という方もいらっしゃるかと思いますが、
ぶっちゃけ、残された人は
お金なんかもらってもうれしくないんです!!
そんなものにお金を使うくらいなら、
その分のお金で「今」この瞬間を恋人や家族と過ごしたり、
ちょっとでもいい物食べて、
一日でも長く健康でいれるように心がけてください!
既婚者の場合
んで、既婚者(子あり)の場合ですが
これは話が変わってきます。
うちには妻と子供が2人(3人目妊娠中)がいます。
主に私の収入で暮らしています。
私が死んだ場合、国と会社から
遺族年金が支払われます。
大体年額170万円くらいです。
また、住宅ローンがチャラになります。
あとは投資の配当がある程度ありますが
3人大学までやるとなると、
若干不安もありますので
死亡保障(1000万円)に入っています。
このように、家族環境で要否や
必要金額が変わってきますので
ライフシミュレーションを行って、
必要額などを考えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに私は3人目の妊娠がわかったとき、
以下のところで
今後必要となるお金を
シミュレートしてもらいました。
さすがはプロですね。何にいくらかかるかをいうものを
スムーズに提示してくれます。
ただ、医療保険等も色々と勧めてこられるので
毅然とした態度で「No」という勇気が必要ですが(笑)
最初に
必要な保障を知るため、
何にいくらかかるかをシミュレートしてほしい」
と言っておけばスムーズだったかな?
と反省しております。。
みなさんはこれを伝えて、望んでくださいね♪
損害保険の要否 必要な内容を見極めて!!
損害保険は、上記のように
「火災保険」や「自動車保険」など
私個人的に加入を推奨するものがあるのですが、
こちらも補償内容を吟味してください。
まず、火災保険ですが
賃貸、分譲・戸建ての皆さんで、
火災保険に入っている方にお聞きします。
保険業界は、大きなお金の動く業界です。
お金のかかるTVCM等をバンバンやっていることからも
読み取れるかと思います。
当然、保険加入に対するインセンティブ
(保険を勧めて、相手が加入した時に
もらえるボーナス)も結構な額になります。
賃貸で借りるとき、
大家さん指定の火災保険がありませんでしたか?
家を買うとき、
住宅メーカー推奨の火災保険がありませんでしたか?
もし、勧められるとおりに入っていたのなら。。。
(たぶん)割高な保険です(笑)
が、安心してください。
火災保険は、
基本的に月割で保険金が戻ってきます。(参考)
今すぐに安い火災保険に切り替えていきましょう!
今はネットでいくらでも調べられる世の中です。
自分の力で、お得な火災保険を探していきましょう!
ただ、それでも不安な場合は
「火災保険をみなおしたい」と
条件を絞ったうえで、プロへ相談するのも手です。
また、自動車保険も
ディーラー推奨の保険に入っているなら、要注意です。
こちらもお得な保険を探していきましょう。
基本的には、ネット自動車保険がお得な可能性が高いです。
とはいえ、多くの自動車保険会社があるので見積もりが
大変だと思います。
こういう一括比較サイトを(捨てアドを使って(笑))利用するのを
オススメします
ただ、注意点があります。
自動車保険の場合、
火災保険ほど解約時の返戻金の割合が
よくありません。(参考)
年単位の保険で、更新時期が近い場合は
更新時期を待ったほうが良いでしょう。
まとめ
各個人の状況により左右はされますが、
基本的にこのブログのターゲットである30代子持ちのサラリーマンに
必要な保険というのは、以下の3つだけです。
- 「生命保険(既婚・子あり)」
- 「火災保険」
- 「自動車保険」
それぞれに対し、自分で調べるか
プロに相談して必要十分な保険を選ぶ
ことが大事です。
浮いたお金で、貯蓄や投資をして
お金を増やしていきましょうね♪