名古屋に来た(観光・仕事)けど、ちょっと時間が余った
なんて人、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方にぜひオススメしたいのが、「犬山城観光」
- 名古屋からほど近く(電車で35分)
- 現存する数少ない現存天守の城
- 城下町の街並みがとてもキレイ
- しかも、今なら無料!!
などオススメポイントがたくさん!!
今回(仕事サボって)犬山城へ行ってきたので、その魅力を存分に紹介いたします。
これであなたも、名古屋で時間が余っても怖くない♪
そもそも犬山城とは? 概要と歴史
「犬山城」と聞いて、ピンとくるかたは恐らく半々くらいだと思います。
実は犬山城は、日本に12箇所しかない「現存天守」の一つなのです。
しかもその中でも5個しかない「国宝」に指定された、非常に価値の高いお城なのです。(他の4つは松本城、彦根城、姫路城、松江城 いずれ劣らぬ名城ぞろい)
つまり、戦国の世から壊れることなくその場に鎮座していた、歴史あるお城なのです。
自分が立って見ている景色を、戦国の殿様が同じ目線で見ていたということを想像すると、非常にロマンを感じませんか??
参考動画がこちらにあります。その荘厳さがよくわかります。
https://m.youtube.com/watch?v=lJsA7hb8PUU
また、歴史に関してヤシロの知る範囲でザックリ解説しますね。
■ 犬山城の歴史
犬山城は天文6年(1537年)、織田信長の叔父である織田信康が築城した3層4階の天守を持つ城です。
織田・豊臣家といった天下人が入城し、多くの戦いの重要拠点として機能してきました。
関ヶ原の合戦以後、江戸時代に平岩親吉が入城。その後成瀬氏が城主となり、9代の間守られてきました。その間改修等もありながら、現在の天守の姿となったとされています。
その後成瀬家の所有が続きましたが、廃藩置県の煽りをうけ、廃城となり愛知県の所有となりました。このとき、天守を除いて大部分が取り壊され、公園となりました。
明治24年(1891年)、濃尾震災で天守が大きな被害を受けたのをきっかけに、修復することを条件にかつての城主であった成瀬家に戻ってきました。
以後2004年になるまで、国の最後の個人所有の城として知られていました。
以来、成瀬家当代が財団法人犬山城白帝文庫を設立し、犬山城の所有法人となり、現在に至っています。
名古屋から犬山城へのアクセス
名古屋から犬山城へは、名鉄電車が便利です。
ざっくりした時間感覚は
- 名鉄名古屋〜犬山 で大体35分
- 犬山駅〜犬山城まで徒歩20分弱
と言った感じです。
ただし注意点が2つほどあります。
現代に残された魔境とも言われる悪名高き「名鉄名古屋駅」
電車に乗れれば楽だけど、初見で一発でたどり着ける人は少ない。。。
それについては、こちらのサイトを見てみてください。
非常に丁寧に名古屋から犬山への行き方が書いてあります。
また、よく
最寄駅は「犬山遊園駅」です
と書いてあるサイトやパンフレットがありますが、あまりオススメしません。
たしかに距離的には近いのですが、
- 城下町の賑やかさが味わえない
- 最期の急坂がちょっときつい
- 犬山駅止まりの電車が多い
という理由です。
ただし、桜の季節は別です。
犬山遊園駅から犬山城への道は、川沿いなのですがその河川敷一面が桜で満開になるそうです。(↓イメージ図)
逆に言えば、その季節以外は「犬山駅」からの観光をオススメします。
犬山駅から犬山城へは、城下町の町並みが残っていて非常に風情があるものです。
美味しいものもたくさんあるので、少しくらい寄り道しながら歩くのもオススメですよ。
犬山城の注意点(2019/9/30まで)
冒頭で、犬山城は「今なら無料」と書きました。
その理由がこちらです。
わたしも行って気付いたのですが、何と「天守閣修繕中」。。。。
そのため、2019年9月30日までは、犬山城への入場料が無料となっているのです。
受付のお姉さんに聞いたところ、
期間 | 最上階へ | 入場料 |
~2019/9/30 | 行けない | 無料 |
2019/10/1~12/28 | 行ける(外壁等改修中) | 通常料金(大人\550) |
2020/1/1 | 行ける(改修終了) | 通常料金(大人\550) |
と行った具合のようです。
という方は、もう少し待って行くのがベターです。
という方は、ぜひ行ってみてください。9/30までですよ♪
こんな感じで改修中です
犬山城のインプレッション
実際の犬山城を見てみた感想ですが、
というのが第一印象です。
昨今エレベーターが必要なくらい大きなお城が近くにありますが(N古屋城など)、
ここ犬山城は、急傾斜の階段を自力でのぼります。
そして簡単に登りきれてしまうスケール感です。
展示品もそう多くはありません。
しかし、しかしです。
実際行ってみてわかります。
ずっといると、そこにそこはかとない荘厳な雰囲気があるのです。
戦国の世から残り続ける天守閣。
幾度の戦火に見舞われながらも、
近代兵器がつかわれた大戦でも焼け落ちることなく
生き続けたそのお城は、やはり何か小さいながらも「力強さ」を感じます。
本物のみが持つ歴史の重み
それが現地に行って感じられる、そんなお城でした。
犬山城の周りのスポット
犬山城は、実はその周辺(道すがら)にも色々と楽しめるスポットがたくさんです。
わざわざどこか別の場所へ行く必要もないんで、非常にオススメですよ。
犬山駅〜犬山城下町まで
犬山駅の西口を出ると正面に真っ直ぐに伸びる道があります。
こちらが犬山の目抜き通りです。
ここの道沿いには、何気にお洒落なカフェなどが並んでいます。
オススメはこちらのパティスリー・ラ・ミゥ(食べログ評価はコチラ)。
いい感じのケーキと美味しいコーヒーが、店内で食べられる非常に雰囲気のいいカフェでした。
そして駅から約600m、本町交差点を右に曲がるとそこは「犬山城下町」。
電柱がなく、建物の色も制限された非常にステキな眺めの通りです。
食べ物屋や博物館などもあるので、立ち寄りながら行くのオツですよ。
今回私はゆっくり歩きながら、写真を撮りながらで20分くらいでした。食べ歩きなどをするのなら、もう少し時間がかかるかもしれませんね。
犬山城前広場〜犬山城
こちらで必見なのは、「三光稲荷神社」です。
鳥居がずらーーーっと並んでいるのも壮観なのですが、何より目を引くのがこれ。
ピンクでハート型の絵馬。
そして裏には「縁」の文字。
男子サラリーマン1人では、どうしようもなかったのですが、
女子旅や彼女・奥さんなどと一緒に行けば、非常に食いついてくれるスポットだと思いますよ。
犬山城の観光データ
犬山城の観光データをまとめておきます。
■ 国宝犬山城 観光データ
所在地 :愛知県犬山市犬山北古券65-2
電話番号 :0568-61-1711(犬山城管理事務局)
営業時間 :9:00 ~ 17:00(入場は16:30まで)
定休日 :12/29 ~ 12/31
アクセス :名鉄犬山遊園駅より徒歩15分
名鉄犬山駅より徒歩20分(こっちがオススメ)
小牧ICより車で30分
料金 :550円(一般)
110円(小・中学生)
何気に Pay Pay払いに対応!!
※〜2019年9/30日まで無料
名古屋から犬山城観光 トータルの観光時間は??
今回ふらっと犬山城観光をしてきましたが、大体所要時間はどれくらいなのか?
私が実際に行動したモデルケースを紹介します。
9:18 名鉄名古屋駅出発
魔境名鉄名古屋駅を出発します。
ホームに着いた電車の両側のドアが開くのは壮観です。
9:49 犬山遊園駅着
最寄駅はこちらとの案内でしたので、当駅を利用しましたが「犬山駅」で降りた方がオススメです。
10:08 三光稲荷神社到着
犬山城の麓の神社に到着。参拝しました。
この時は、ピンクの絵馬に気付く前で普通の神社だと思っていました。。
10:15 犬山城到着
ここで、入場無料(改修中)だということに気づく。。
10:45 犬山城退城
天守閣に登って写真を撮ってこの時間です。
結構長く天守閣にいたつもりでしたが、意外と時間は経ってませんでした。
11:02 Patisserie La Mieux(パティスリー・ラ・ミゥ)到着
城下町のお店が軒並み11時からだったので、なかなか空いておらず、コーヒーを飲みに入ったのがこのお店。
ここも11時開店だったようで、男子1人開店直後に入ったのでやや気まずく(笑)
11:34 犬山駅発
駅に着いたらちょうど電車が来たので、飛び乗る
12:02 名鉄名古屋駅着
ということで、約3時間の観光でした。
城下町で色々回ると4時間という具合でしょうか。
いずれにしても名古屋からなら半日ぽっかり空いたときにぴったりな観光スポットだと思いますよ。
まとめ
名古屋から犬山城観光の魅力を解説していきました。
出張や旅行で半日ぽっかり開くことはままあると思います。
そんな時にぴったりなのが犬山城です。
お城に興味ある方はもちろん、ない方でも城下町の雰囲気は本当にステキなのでぜひ足を伸ばしてみてくださいね♪